【谷田部日記】「エモい」と「社会人」

ブログのサイクル的にまた私です、すみませんが。

 

突然だが、「エモい」という言葉を聞くようになって暫く経つ。

聞き始めた当初は「エモいって何???」「他の豊かな日本語で感情を表現すべきなのでは?」

と私は思っていたが、今となっては所謂「いとをかし」的な、趣を感じた時の感情を一言で表せる

リーズナブルな言葉だと感心するばかりである。

 

と言うと最もらしいが、実際は年を取る過程で段々と小さな事柄にさえ趣を感じるようになってきており

それ自体は素晴らしい事だと思うのだが、それを言語化するのが面倒だなと感じている。

 

最近で一番「エモみ」を感じたのは

「終電間際のJR秋葉原駅前で、路上ライブをしているアイドルを精一杯応援するノリノリなおじさん」

だった。

 

字で表すとまっっったく趣を感じる要素は無さそうだな、と

その時の感動・心の有り様を言葉で表したいのは山々だが如何せん私にはカロリーが高い。

しかし、それを一言で表すことができるのが「エモい」という言葉なのだ。

「いや、今のはガチでエモすぎでしょ」

これで終わり。

 

「エモい」という言葉は若者言葉だと思うが

表現をするという事にカロリーを裂けない社会人にこそ、最もハマる言葉だと思う。

この写真は以前日本橋のアクアリウム展を見に行った時のもの。

天井にいくつかのスペースに区切られた水槽のようなものがあり

そこを金魚が泳いでいる、と言ったものだった。

 

これに関しては特に「エモい」とは思わず

めちゃくちゃ成金趣味っぽいな~と思っただけだった。(勿論キレイだけど)

小学生の感想文かな?

やっぱり表現するってことは難しいですね。

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