東京都新宿にある人材派遣会社、株式会社Preludeの芸能部所属カツオ。
社員の皆さんとあまり接点がなく、YOUTUBEでサカリバンと検索すると動画がでてくる、カラオケに行きたいのに誰も一緒に行ってくれないので、一人カラオケに行こうとしたら料金が普通の3倍くらいして驚いた、かれこれ2、3年はカラオケに行っていない、カラオケに一緒に行ってくれる人を募集している男。
彼はいったい何者なのか…その日常を綴ります。※写真の男性はカツオとは一切無関係です。
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夏目漱石。
日本人なら誰でも知っているといっても過言ではない、稀代の大作家であり、旧千円札の人。
今日はその漱石の本の話をさせてください。
漱石との最初の出会いは、
『我輩は猫である』
でした。家でじっくり読もうと、図書館で借りるのではなく、わざわざ古本屋で購入したのは懐かしい思い出です。
結局、漱石はこの一冊のみで卒業してしまったのですが、この本から尋常ではない衝撃を受けたことを、いまだに僕は感覚として忘れられないのです。
その衝撃は、早くも冒頭から訪れました。
”我輩は猫である。名前はまだない。”
この有名な一文を読んだ瞬間に僕は、尋常ではない不快感を覚えたのです。
猫で、の、で、の部分の周辺に、チョコレートらしきものがついていたのです。
「汚っ!」
つい音楽を聴きながら大きな声で叫んでしまいました。
後にチョコだったことが判明したのであって、むしろそれに気付いた瞬間はウ○コだと思っていたので、その衝撃はすさまじいものがありました。
もはや最後まで読む元気がなくなり、それをBOOK-OFFで小銭に換えてもらうことにしました。
お店にたどり着き、店員さんに本を査定してもらったところ、
「汚いので買い取れません。」
と言われてしまいました。
その本は、家に持ち帰って燃やしました。
その時の悲しみや怒りを、近所の野良猫をみるたびに僕は思い出すのです。
衝撃的な本の思い出、あなたにもありますか?
おしまい