4月施行の「同一労働同一賃金」
当社は労使協定で、年始から6回に及ぶ労使協議の末、 全社員年収アップで合意しました。
双方納得し、模範的な労使合意だったと感じています。
理想の労使協議とはどうあるべきか、について主観で考察します。前提条件:謙虚
「互いが謙虚であること」は、会社を運営をする入場券のようなものです。
この入場券を持っていない経営者、労使代表は市場から退場していただく他ありません。
ここを踏まえて、うまくいくポイントは2つです。
①会社の成長へ向かう
②労働者側が力をつける
順に考察していきます。
キーワードは「弥次郎兵衛(やじろべえ)」です。
①会社の成長へ向かう
・企業側の認識
誤)できるだけ会社の思惑通りにしよう
正)社員に良い環境を提供して頑張ってもらおう
・労使側の認識
誤)できるだけ社員の要求を通そう
正) 社員に良い環境を提供して頑張ってもらおう
思惑、要求を通すことが大切なのではありません。
結果、会社が成長すれば、当然社員の待遇も良くなります。
② 労働者側が力をつける
大きな会社であれば、労働組合があり、豊富な経験、知識が労働者側にありますが、中小企業にはありません。
当然ですが、(創業)経営側と労使側では経験、知識にも差が出てしまいます。
日ごろから、会社はどうあるべきか、を労使で協議する機会を設ける、などし
企業統治の役割を果たせるようになることが、大切だと思います。
まとめ
当たり前のことを、どれだけ当たり前に、協議できるか。が大切です。
言葉にすると簡単です。
経営も労使協議も、片方に寄ることなく弥次郎兵衛のようにあることが大切だと、あらためて実感しました。
当社も労働者側の強化策を検討していきます。
いつもありがとうございます。