【社長日記】感謝を伝えること。

 思い立ったら吉日。

昔の言葉は的を得ていることがとてもおおく、その実践はなかなか難しいと思うことが多いですね。

なんのきっかけか先日、ふと「今日は母の日の翌日だな。」と思いました。

日頃から両親へは感謝の言葉を伝えているつもりではありますが、果たして本当のところはどこまで伝わっているのでしょうか。

 

そんなことを思い、前日改めて母への感謝をして今日は母の日の翌日だということに気が付いた私は、そういえば元気にしているかなと思い浮かべた人がいました。

私が20歳くらいのころ働いていた旅館仲居のおば(あ)ちゃん伊藤さん

腰が痛くて私より先に辞めたのですが、年金は60歳でもらいはじめるか、65歳でもらいはじめるかによって金額が変わるんだよ、ということで悩んでいたのを覚えています。

腰が痛いこととおばあちゃんということを武器にした接客は一見雑なのに定評があり、これが人情なのか?と不思議に思っていました。

 

もう一人はお掃除さんの倉坪さんというおじいちゃん

目標の内の1人としているパナソニック創業者の松下幸之助氏を教えてくれたのは、このおじいちゃんでした。

勉強家だった倉坪さんは当時の私に本をたくさん貸してくれていたのですが

印象深かった本が

「松下幸之助はなぜ成功したのか:成功の法則」江口克彦著

「プロフェッショナルマネジャー」ハロルドCジェニーン著

です。

当時は「マネージャーじゃないの?」と違和感がすごくありました。

私「プロフェッショナルマネジャー面白いですね」

 

倉坪「お前はあの本の内容が理解できるのか、あれは難しい本だからなぁ、お前はすごいなぁ」

と会う度に言ってくれました。

 

 

分厚いからまだ序章しか読んでないしよく理解できないけど「頭いい俺」を守らなきゃ。

という動機で何度も読み返しては挫折し、を繰り返しました。

今、改めて読んでみると驚くほど自分に良い影響を与えてくれていたことに気づきました。

特に何度も読み返した序盤。

 

ここで「思い立ったら吉日」です。

二人に電話をしました。

伊藤さんとは4年ぶり、倉坪さんと会話したのは8年ぶりでした。

 

二人とも変わらず元気で、東京に遊びに来たときに、食事をごちそうしてあげる約束をしました。

なにより電話したことをとても喜んでくれました。

 

やっぱり思い立ったら吉日ですね。

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おしまい

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代表取締役 鈴木宏尚

代表取締役 鈴木宏尚

代表取締役

1988年1月7日生まれ 新潟県出身

9歳から1年間父親の仕事でアメリカへ、現地の小学校に放り込まれ英語を習得。

大学受験で2浪するも合格できないことが肌でわかり、逃げるように12月末、友人に誘われ岐阜県、下呂温泉で仲居さんへ。

たくさんの経営者に応援してもらい、お客様に良いものを広げたい、と独立を決意。
メンタルを鍛えるために営業会社に入社、最年少で営業部長へ昇格。
3カ月の海外放浪を経て26歳で独立。

34歳になった現在、会社は9期目に入り社員一丸となって挑戦を続けている。

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