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ひろきです。
さて平成も終わり令和が近づいておりますが今年はガンダムが40周年!ということで様々なプロジェクトが始まっとるようです。
その中でも僕が気になるのは「閃光のハサウェイ」の映画化。とうとう来たか!という感じですね。
「閃光のハサウェイ」は元々は三部作の小説。第1巻の刊行は1989年。30周年でございます。
全体的に非常に陰鬱とした空気感のストーリーでガンダムシリーズ屈指の鬱展開。
主人公はハサウェイ・ノアという青年。かの有名なブライトさんの息子。アン・ハサウェイではないです。
舞台は宇宙世紀105年。作品内での時系列的には、逆襲のシャア→閃光のハサウェイという順。この間にユニコーンやら何やらがはいってきます。
基本的にガンダムという作品、特に宇宙世紀のものは地球圏を管轄する地球連邦という政府と宇宙の植民地「コロニー」が戦争するという構図。
特に「ジオン公国」と呼ばれるコロニー側の国家が地球連邦に対し独立権を巡り戦争をふっかけたのをきっかけに長きに渡り地球とコロニーの間で戦争が続く。
閃光のハサウェイはそんなジオン公国もなくなり戦争はひとまず落ち着いた時代の話。
地球では連邦政府や特権階級の人間たちの選民思想による差別が横行し、地球を自分たちだけで独占しようとしており、地球への居住権を持たずに地球に住む人々はマンハンターと呼ばれる警察機構により年間数十万人単位で殺されていた。
それでも大量の人が住むことにより地球の環境は汚染されていた。
ハサウェイはシャアの「地球の保全のために人類は皆、宇宙に出るべきである」という思想に共感し、連邦政府や特権階級の人間たちの地球を独占しようとする動きや横暴を正すためにテロ組織のリーダーとなり政府高官や特権階級の人間を狙いテロ行為を繰り返す。というのが閃光のハサウェイのあらすじ。
なんとも過激です。
見どころはなんといっても主人公のハサウェイ。逆襲のシャアに少年時代のハサウェイが出ているのですが、そこで彼は少年の青い正義を身勝手に振りかざし、その結果、自分が想う女の子を撃墜してしまいます。逆襲のシャアの舞台が宇宙世紀93年なのでそれから10年以上経っているのですが、その暗い過去をいまだに引きずっています。それでも、アムロやシャアといったニュータイプと呼ばれる人間たちに出会ってしまったが故に感化され自分はその器でないと理解していてもニュータイプになり人類を理想へと導こうと活動をします。
器でないものを目指した結果、手段は過激なものになり思想は独善的になっていき、自分が正しいのか疑問を抱くも結局は自分の理想を目指し続けることしか選択肢にない彼の葛藤こそがこの作品の見どころ。
しかも彼の戦いに待つのは破滅で彼の父親も巻き込こんで悲壮的な最期を遂げます。皆さんが想像している以上に破滅です。なんともやりきれない後味の悪い感じで物語は終わります。それ故にガンダム屈指の鬱展開と言われているのです。
あとはペーネロペーとΞガンダムが動く姿を見れることですね。どちらも原作絵は線が多くゴテゴテの機体でアニメーション化は無理と言われてきましたからそれがようやく動くのです。
今冬公開予定だそうで今から楽しみですね!
こちら記事と関係ないですが、桜の写真。
第一回Prelude 春の写真大会のはじまり。