こんにちは
先日、父の縁あってICO(国際光学委員会総会)という学会に参加してきました。
西新宿の京王プラザホテルで開催される本学会(ICO-24)は1948年の第1回から3年ごとに開催され、今回で24回目を迎える
光科学技術の全分野を網羅する歴史、
日本での開催は第13回目以来34年ぶり2度目です。
当日は混み合うことが予想されたので、前日に登録を済ませてきました。
参加のメインの目的は青色発光ダイオードの創製技術発明で2014年にノーベル賞を受賞された天野
従来は、赤、黄の発光ダイオードはあったものの、色の三原色である青色発光ダイオードがありませんでした。
青色があればすべての色を表現できるため、発明されればノーベル賞と昔から言われていました。
何十年もの研究を重ね、今では当然のように信号などにも使われています。
さらにはニュートリノ振動の発見で2015年にノーベル賞を受賞された梶田先生の講演
ニュートリノが質量をもつことを示すニュートリノ振動の発見は、地球誕生のキーポイントです。
名前を聞いたことのある方は多いと思いますが、スーパーカミオカンデはニュートリノの観測施設です。
写真は未来科学博物館にあるスーパーカミオカンデのレプリカです。
(実物は直系39.3m、高さ41.4mととても巨大な施設です。)
梶田先生に快く写真撮影もさせていただきました。ありがとうございます。
1日で日本が誇るノーベル賞受賞者2名の公演を聞くことができました。
講演を聞くだけで十二分なのに
1週間前になって、突如発表された、
なんと天皇皇后両陛下の行幸啓(天皇皇后両陛下が参加されること)が決まりました、
えええええ、生前退位がささやかれる今、
いや、当然ないよなと。
たまたま事前登録していたので、参加することができました。
会場へは空港のようなセキュリティチェックがあり、
5分前には黒服のSPが10名ほど会場入りし、ついに両陛下ご入場か
というところで、その前にも入場者があり、
その後、両陛下がご入場されました。
ホテルの出口は物々しい雰囲気で、日本最高の警備は当然ですが写真以外にも厳戒態勢でした。
前日にSPIE(国際光学学会)の副会長である父の友人Johnと食事をしました。
Jhonと会うのは小学生以来(小学生の時に1年アメリカに住んでいました。)で、20年ぶりなのでまともに話をしたのは初めてでした。
JohnはSPIEの副会長として、オープニングセレモニーの後で別室で1分間の天皇陛下との謁見があるそうです。
私はJohnに「まだ何も成し遂げていないし、万が一機会があっても天皇陛下とは謁見できない」と言うと
John「それは違う。あなたは日本国民というだけで、十分なんだ」
と言われました。
人間の器の違いを見せつけられ、少しうれしくなりました。
たまたまとはいえ、生まれながらにして「天皇」の宿命を背負った方に拝謁でき、とても良かったです。
機会をくれた父に感謝です。
最上位敬語や天皇陛下への文章構成は慣れておりませんので、間違いはご容赦ください。
おしまい