皆さん、こんにちは〜(^^)
人財育成顧問の大石みわこです。
今回のブログは、「ホメオスタシス」について書いてみたいと思います
「ホメオスタシス」とは、「恒常性維持機能」と訳される医学用語です。
生物が環境の変化に応じて、生体のバランスを適正に調整し「状態を一定に保ち続けようとする性質やその状態」のことをいいます。
例をあげてみましょう。
皆さんの平熱は何度くらいですか? 日本人の平均体温は36.89℃だそうです。
でも、10分も走っていると、だんだん呼吸が乱れ始め、心臓の鼓動が激しくなり、体温も少しずつ上昇してきますよね。
すると「体温の変化があった」ということで、体はもとの一定の状態を保とうと働きます。毛穴を開き、汗をかいて、体内の水分を蒸発させて、通常の体温に戻そうと調整し始めます。私達の体は常に、自分の体温を「一定の心地よい状態=コンフォート・ゾーン」つまり、36.89℃前後に保とうとします。
これが、ホメオスタシスの働きです。
ホメオスタシスは「生命の維持」に不可欠な性質で、「健康」を維持する上で非常に重要な役割を果たしているといえます。
このように私達の健康と密接に関係しているホメオスタシスですが、その作用は「身体」だけでなく「心理」にまで及んでいます。
例えば、テストの平均点が60点ぐらいの生徒が、ある日90点を取ったとします。
すると彼の潜在意識は、その状況に居心地の悪さを感じます。
そして!! 次のテストでは、ちゃんと30点を取り、平均点をコンフォート・ゾーンの60点に戻します。
せっかく90点を取ったのに、いつもと違う自分に居心地の悪さを感じて、平均点を戻してしまうなんて、不思議ですよね。
でも、実は私も、「この例と同じ反応をしてたんだ」と実感することがありました。
私はこの一年くらいの間、とても充たされた毎日を送っていて、何も問題なくて、幸せだなぁ〜と思っています。
でも、ふっと数年前の自分を思い出す機会があったんです。
「新しい出会い」や「新しい経験」に期待し、積極的だった自分。「スキル」や「知識」を増やしたくて、「もっと、もっと!」と、どん欲に学んでいた自分。
そんな自分を思い出しながら、「懐かしいなぁ〜。あの頃の自分も好きだな〜。」と。
すると、ある疑問が浮かびます。あの頃の「もっと、もっと!」っていう自分は、どこに行ったんだろう。
もちろん、今の自分には十分に満足しているから、それが悪いとか嫌だっていうのとは違うけど、「自分の好きな部分」が、いつの間にか感じられなくなっていた事に気づいたら、何だか不思議な気持ちになりました。
そこで、これを「ホメオスタシス」の作用だと考えてみることにしました。
私は、今十分に幸せだ。
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更に「もっと、もっと!」と、どん欲に幸せを追い求めると、想像できないような、経験したことがないような幸せな状態になる。
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「想像できないような、経験したことがないような幸せな状態」っていうのは、「いつもの状態」ではなくなるので、居心地が悪くなる
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ホメオスタシスが作用して、いつもの状態に戻そうとする。
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更に幸せを追い求めるような事は、しない方が良い。
・・・という、ホメオスタシスの作用が働いている状態のようです。
このままでは、私は今以上の幸せは手に入れられない事になります
どうすれば、今以上の幸せを得られるのか?
なんと!!ここで逆にホメオスタシスを利用します!
自分にとっての「一定の心地よい状態=コンフォート・ゾーン」を変えれば良いのです。
コンフォート・ゾーンを「今以上に幸せを感じている状態」に変えてしまえば、今度は「現在の自分」に居心地の悪さを感じ始め、自然とコンフォート・ゾーンを維持するための思考や行動を取り始めるようになります。
このようにコンフォート・ゾーンの設定変更をすることで、自発的に、そして自然と、理想の状態を維持できる、と心理学的には考えられています。
今週の月曜日、私はコンフォート・ゾーンの設定変更を行いました。
これから、具体的にどういう変化があるのか、私自身もワクワクしています。
2週間後のブログで報告します〜。
↓↓アクアパッツァに初挑戦!(見づらいけど、鯛とアサリです。)
では、また次回。
人財育成顧問 大石みわこ